2009年7月10日

どうぞ無理難題を・・・

本日7月10日(金)は第16回東京国際ブックフェア2日目。
会場に入ったところで「文化通信」の特別版が無料配布されています。


書店のみなさま、読者のみなさまのご参考になるかと思いますが、
ページをめくっていたら、このようなコーナーがあり。


 ビジネス情報の見どころ
 「今、いちばんいきのいい私たちの本をご覧ください!」
 平凡社

今年のポイントや書店・読者の方々へのご案内コメントが載っています。
そのなかに。


 「店番の者をアゴでお使いいただき、
 どうぞ無理難題を吹っかけてくださいますようお願い申し上げます」

という、書店様に向けた弊社からのメッセージが。
よろしくお願いいたします。

2009年7月9日

平岡正明さん死去、68歳

平岡正明さんが本日、7月9日(木)午前2時50分に亡くなられました。
享年68歳。


つつしんでご冥福をお祈りいたします。
Mr.Masaaki Hiraoka, RIP.

平岡さんは膨大な数の著作を発表されましたが、
60年代、ジャズ、新宿という連想で下記にリンクしておきます。
平岡正明 作品一覧:紀伊國屋書店BookWeb

訃報記事はこちら。
asahi.com: 評論家の平岡正明さん死去 「山口百恵は菩薩である」
NIKKEI NET: 平岡正明氏死去 ジャズや落語で評論活動

版元ドットコムのブース

えらい数のアドバルーンをあげている版元ドットコムのブース。
(あとで追記・・・アドバルーンじゃなくて風船、か)



セミナーや対談もどんどんやっていらっしゃいます。
写真は「書店員のための読書術 1日1POPで売上UP」と題した、
内田剛・三省堂書店成城店店長のトークの様子です。


15時からは「こばへん」こと小林弘人さんのお話。
お題は「メディアビジネスのゆくえ」。

あ、もう始まってるし。

出版社のブースいろいろ

第16回東京国際ブックフェアに出展している出版社より、
弊社よりブースが広い出版社をいくつかピックアップ。









会期中はさまざまなセミナーやイベントやも開かれます。
出版業界向けもあり、読者の方向けもあり。
東京国際ブックフェアのサイト内の
「セミナー・イベント」のページをごらんください。

■追記(7月9日23時30分)
今年のブックフェアは全般的に、
「自社の出版物を実直に揃え、実際に見ていただく」
という展示傾向が強まっている気がします。
他方で出版をめぐるさまざまなテーマ(問題?)を論じるトークも多く、
いずれにしても、雰囲気重視よりは具体的なアピールが目立つ印象。

第16回東京国際ブックフェアが始まりました

本日7月9日(木)から、第16回東京国際ブックフェアがスタート。
とりあえず雨も降らず、ホッとしてます。
外は蒸し暑いですが、会場はエアコンが効いてて快適ですので、
ぜひみなさまお立ち寄りください。

とりあえず、平凡社ブースの様子です。





7月30日、阿部雅世講演会

「今日の平凡社」は、本日7月9日(木)の朝から終日、
第16回東京国際ブックフェアで東京ビッグサイトに行っておりますが、
7月30日に開かれる講演会のご案内を遠隔操作にてお送りいたします。

 AXIS Forum 第32回
 阿部雅世講演会「感覚の美をデザインに求めて」

原研哉さんとの対談『なぜデザインなのか。』を刊行されている
阿部雅世さんはベルリン在住の建築家・デザイナーで、
現在はエストニア国立芸術大学プロダクトデザイン学科主任教授。
→ウェブサイト「MasayoAve creation」


拠点がベルリンとエストニアのタリンということもあり、
日本での講演会はかなり貴重な機会です。

以下、AXISのウェブサイト案内から転載しておきます。

 デザイン誌『AXIS』139号の表紙に登場した阿部雅世氏
 (建築家・デザイナー)は、これまで触覚の美、感覚の美を求めて、
 実験的なデザイン体験を共有する独自のワークショップを開催してきました。
 対象は、子供から学生、プロまでと幅広く、最新のプログラムは、
 感覚と想像力の筋肉を連動させてストレッチするための「デザイン体操」。
 デザイナーに必要とされる、「そこに存在しながら、
 誰にも見えていなかった解答」を見つけ出す力を養います。
 本フォーラムでは、氏のこれまでのワークショップの軌跡を通して、
 これからのデザインについて考えます。

 ■日時:2009年7月30日(木) 19:00~20:30
  (開場18:30、終了後懇親会あり)
 ■会場:アクシスギャラリー(東京都港区六本木5-17-1)
 ■参加費:1,000円 (税込)
 ■定員:100名 (先着順、定員となり次第締切らせていただきます)
 ■お申し込み:氏名、職業、電話番号、メールアドレス、
  講師への質問(なくても可)、「第32回」を明記のうえ、
  forum@axisinc.co.jp、またはFax:03-3583-0199まで。
 ■お問い合わせ:Tel: 03-5575-8655

ちょっとお知らせ
阿部雅世さんが翻訳を手がけられたブルーノ・ムナーリの本、
『ムナーリのことば』が、8月初旬に平凡社から発売になります。
ムナーリの著作(文字の本)はみすず書房さんから数冊出ていますが、
今回はムナーリのエッセンスを、これ以上ない平易な言葉で収めた1冊。
四六判、112ページ、1,575円(税込)。
またご案内しますので、お楽しみに!

2009年7月8日

マーク・ニューソンの「味の素」瓶

「味の素」が発売100周年を記念して瓶のデザインを一新。
超有名なデザイナー、マーク・ニューソンを起用、というニュース。

味の素株式会社のリリースによると
「味の素マーク瓶」というネーミングで、8月24日から発売とのこと。


そういえば、あのなじみのある瓶は誰のデザインだったっけ?
ネットやら『ロングセラー・デザイン』やらで調べてみましたが、見当たらず。
いわゆる「アノニマスデザイン」だったのか(ですよね)。

榮久庵憲司氏の名作「キッコーマン卓上醤油瓶」みたいになるか?

『月刊百科』7月号

ご案内が遅くなりましたが、『月刊百科』7月号です。


特集 コロナ・ブックス創刊15周年 私の好きなコロナ・ブックス
ノスタルジア 巖谷國士
わたしが時々頁を開くコロナ 柏木博
ボクのセンスはコロナから 藤本やすし
小宇宙三景 平地勲
夢見のお伴 池内紀

混迷の時代を生き抜くための生死問答『生きる勇気、死ぬ元気』
死を愉しく迎えるための人生 五木寛之
【対話】死ぬ覚悟は必要か 五木寛之・帯津良一

今月のエッセイ
J. G. バラードからの手紙――ある思索小説家を偲ぶ 巽孝之

連載
花みちくさ[81] アカザ、コニシキソウ 西岡直樹
おもいでが融ける前に[3] 梶尾真治
てのひらの肖像[4] 杯中の蛇 鶴ヶ谷真一
テコちゃんの時間 久世光彦との日々[7]浅間小屋 久世朋子
事件記者[8]「魚のおいしい所」からのスタート 大谷昭宏
経済学者に会いに行く[9]伊藤隆敏氏(上)
 国際金融の暴走をどう規制するか 斎藤貴男
エジソンを生まない国[11] 酒の勉強には時間がかかる 林信吾
日本人のお作法[14] 「パヽ・マヽ」「キミ・ボク」の問題 陶智子
ミュージアムの暮らし十二か月[8] 天神祭の一日 谷直樹

今月の百科データ 浜田文夫
2009年4月のニュース(2009年4月1日~4月30日)/物故者

なお、現在8月号の校了中でございます。
服部一成さんの表紙の下に、謎の茶色い生き物が・・・。

Perfume『⊿』到着


Perfumeのニューアルバム『⊿』の初回限定版が到着。
⊿=トライアングル、と読むそうです。


収録曲は以下の通り。

 1. Take off
 2. love the world
 3. Dream Fighter
 4. edge(⊿-mix)
 5. NIGHT FLIGHT
 6. Kiss and Music
 7. Zero Gravity
 8. I still love U
 9. The best thing
 10. Speed of Sound
 11. ワンルーム・ディスコ
 12. 願い(Album-mix)

初回限定盤には以下のDVD特典映像つき。

 『I still love U』Special Video Clip
 『NIGHT FLIGHT』LIVE@代々木第一体育館 May 10,’09
 『edge』LIVE@代々木第一体育館 May 10,’09 ⊿-version
 『love the world』TV-SPOT
 『Dream Fighter』TV-SPOT
 『ワンルーム・ディスコ』TV-SPOT

アルバムで初出の曲ももちろんありますが、
既発表曲がある程度の割合を占めるので、
なじんだ曲が全体の流れの中でどう聴こえるかが、ポイントかと。


というわけで、とりあえずiPodに入れて・・・と。

ちなみに恒例「激レア企画第7弾!」はこちら

このところ熱愛発覚やらその他もろもろ、
なにかとメディアに取り上げられているPerfumeですが、
いいじゃねぇか、そんなことより曲をちゃんと聴こうぜ。
(といいつつ、つい気になったりもして)

クリス・アンダーソンの新刊『FREE』

『ロングテール』で有名なクリス・アンダーソンの新刊、
Free: The Future of a Radical Priceが発売されました。


「free」とは「無料」ということですが、「Wired Blogs: The Long Tail」
「FREE for free: first ebook and audiobook versions released」
によると、この本は複数の形態で刊行されています。

1. ebookのScribd(無料)
無料で全ページが読めます(要登録、印刷不可)。


2. オーディオブック(有料と無料の2パターン)
Unabridged (全文、6時間、無料)
Abridged (要約版、3時間、$7.49)
なぜ全文が無料で、要約版は有料なのかというと・・・。

 “Get the point in half the time! In this abridged edition,
 the author handpicked the most important and engaging
 chapters and points, cutting three hours from the length
 without losing key concepts. Time is money!”
 (「Wired Blogs」より)

時間の効率化に対する課金、つまり「時は金なり」ということだそうです。

3. 紙に印刷した本(有料)
Hyperion Booksから刊行されており、amazon.comでは$17.19。
amazon.co.jpではハードカバーで2,424円でした。

というわけで、おれもebookで読んでみようとしたものの・・・。
amazonでは「1~3週間以内に発送」と表示されていましたが、
ちんたら読んでいる(眺めている)うちに到着しそうだし、
やはりPCを眺め続けるのはしんどいし・・・。
で、結局紙の本を注文してしまいました。

・・・という人が多いのではないかと、思ったり。
(とか言っているうちに、翻訳が出そうな気もしますが)

なお、本書については「POLAR BEAR BLOG」の6月30日の投稿
「マルコム・グラッドウェル、クリス・アンダーソンの最新作に反論」
でも紹介されていて、役に立ちます。

■追記
『ロングテール』の邦訳は2006年に早川書房から刊行されていますが、
同社のウェブサイトによると、その増補改訂版が7月25日に、
「ハヤカワ新書juice」から発売されるそうです。
最近スタートしたこのシリーズ、話題の『ミラーニューロンの発見』
最新刊『インターネットが死ぬ日』など、面白い書目が続いています。
おれは現在、『インターネットが死ぬ日』を読んでいるところ。

東京ブックフェアにて「35ブックス」の説明会開催

第16回東京国際ブックフェア開催中の7月11日(土)、
「35ブックス」の説明会が行われます。
以下は第16回東京国際ブックフェアのサイトからの引用です。

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東京国際ブックフェア期間中の開催は4回目となる本の学校シンポジウム。
今年も、大きな変革期にある出版流通をテーマに、
書店・出版業界人に向けてシンポジウムを開催します。

会 期 : 7月11日[土] 12:40~16:00
会 場 : 東京ビッグサイト 会議棟

主 催 : 本の学校運営委員会
協 賛 : 日本書店商業組合連合会/日本出版産業振興財団
日本雑誌協会/日本書籍出版協会/書店新風会/日本書店大学
日本出版学会/版元ドットコム

【分科会4】 14:30~16:00
「出版社からの責任販売・時限再販提案」

筑摩書房の菊池社長が時限再販を利用した
買い切り・高マージン(書店)を提案され、
近々、複数の出版社と実行していく動きがあります。
その事例をご報告頂き、書店を交えた討論を通して
新しい取引形態の試みを検証します。

コーディネーター : 野崎保志(青灯社営業代表)
パネリスト : 筑摩書房他参加出版社
        奥村弘志(南天堂書店代表取締役社長)

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すでに新聞やネットなどのメディアで報道されていますが、
「35ブックス」とは、出版8社による「責任販売制」への取り組みです。
(さんごーぶっくす、と呼びます)

「書店の粗利35%(65仕入れ)、返品時35%の歩安入帳」
という条件のもと、「書店マージンの改善」「返品減少」
「新たなビジネスモデル構築に向けてのトライアル」を目的としています。


参加出版社は五十音順に、河出書房新社青弓社筑摩書房
中央公論新社二玄社早川書房平凡社ポット出版の計8社。

7月14日以降、書店様に注文書(上の写真)を発送し、
事務局である筑摩書房営業局がご注文を受ける形となります。
初回申込み締切は8月31日、取次搬入は11月上旬を予定しています。

くわしくは、後日あらためてご案内いたします。

なお、以下のサイトもあわせてご参照ください。

■7月6日(月)に開かれた記者会見および「35ブックス」について
ITmedia News:「返本率4割」打開の一手なるか
 ――中堅出版8社、新販売制「35ブックス」
ポット出版:ポットの日誌:35ブックス企画説明会+プレス発表会
海難記:「35ブックス」は書店にとって福音か


■書目について
新文化:出版社8社の共同責任販売「35ブックス」、タイトル決定

ZINE'S MATE, The Tokyo Art Book Fair, 2009

明日7月9日(木)から開催される東京国際ブックフェア
設営のために現場直行メンバーが多く、
朝から人が少ない平凡社営業部でございます。

ところでブックフェアといえば、時期がたまたま重なったのかどうか、
「ZINE'S MATE, The Tokyo Art Book Fair, 2009」というフェアが、
7月10日(金)から12日(日)の3日間、開催されるそうです。
某カジュアルウェア屋さんではありません。ベタベタですみません・・・)


ウェブサイトの「はじめに」から一部引用すると、

 フェアの最も重量なミッションのひとつとして、
 自費出版にて作品制作を続けるアーティストたちを提示すること。
 老若とわず、多くはあまり知られていない、
 周縁にいるアーティストたちです。
 かれらにブースを提供する事で、ZINE'S MATE TOKYO 2009は、
 独特で豊かな想像力をささやかな本というメディアの上で展開する
 これらの輝ける才能たちの表層化をめざします。

 ZINE’S MATE TOKYO 2009は
 日本の本文化を率先するフェアになることを目指します。
 毎年開催することで、出展者だけではなく、来訪者にも、
 進化を続けるジンやアーティストブックの世界観を
 体感する絶好の機会を創出いたします。
 出版界のはずれに位置する小さなシーンですが、
 新しいアイディアや未知の表現方法を提示するこれらの出版物は、
 出版そのもの、そして文化を前進させるために非常に重要なのです。

出展者はたくさんすぎて書けないので、公式サイトをごらんください。
平凡社でお世話になっているあの方この方
さらには、あの方この方・・・も出展されるようです。
国内外のインディペンデントな印刷物がごそっと集まる模様。

会場はGYRE(東京都渋谷区神宮前5-10-1)と
VACANT(東京都渋谷区神宮前3-20-13)の2ヵ所。

よろしければ、東京国際ブックフェアとハシゴしてみてくださいね。

2009年7月7日

青山真治×中上紀×前田塁トークショー

故・中上健次さんが創設された「熊野大学」の開催を前に、
青山ブックセンター本店にてプレ・イベントが行われます。

「熊野大学」第III期開始記念 夏期セミナー・プレ・イベント
青山真治×中上紀×前田塁トークショー(ゲスト:渡部直己(予定))
「真の人間主義in 21世紀――なぜ「熊野」でなければならないのか」



以下、青山ブックセンターさんのサイトのご案内から転載します。

■2009年7月12日(日)15:00~(開場14:30~)
■会場:青山ブックセンター本店内・カルチャーサロン青山
■定員:120名様
■入場料:800円
■参加方法:2009年7月5日(日)10:00より
 [1]青山ブックセンター本店店頭にてチケット引換券販売
 [2]青山ブックセンターオンラインストアにてWEBチケット販売
 (入場チケットは、イベント当日受付にてお渡しします。
 当日の入場は、先着順・自由席となります。)
 ※電話予約は行っておりません。
■お問い合わせ電話:青山ブックセンター本店
 03-5485-5511(受付時間:10:00~22:00)

[イベント内容]
「霊地熊野は真の人間を生み、育て、慈しみを与えてくれる所である。
熊野の光。熊野の水。熊野の風。岩に耳よせ声を聞こう。
たぶの木のそよぎの語る往古の物語を聞こう。
そこに熊野大学が誕生する。」
故・中上健次がそう宣言して地元の青年たちと創設し、
没後は浅田彰・柄谷行人・高澤秀次・渡部直己らによって
引き継がれてきた「熊野大学」。

いとうせいこう・奥泉光・大塚英志・島田雅彦・松浦理英子ら
多くの作家・批評家らがかわるがわる彼の地を訪れ、
現代文学の最前線を構築する無数の議論と宴を重ねてきた歴史がいま、
中上健次の没後に書き始めた者たちに引き継がれる。

書き手として直接の関わりのなかった若手たちが、なぜ、
それでも「熊野」の土地と人々をベースに発信することを選んだのか。
21世紀の日本文学の行方とも直接に結びつく、
“知と人間”の再構築が始まろうとするその瞬間が、
いま、熊野から500キロ離れた青山で始まる。
新たな潮流の萌芽を目撃する90分。

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なお当日は、中上紀さんの最新刊『熊野物語』の販売もございます。
『熊野物語』の概要は以下をごらんください。
中上紀『熊野物語』チラシ【PDF】

熊野大学の詳細は、公式ブログ「天地の辻をどうぞ。
今年は8月7日(金)~9日(日)の開催とのことです。

『1968〈上〉』見本できました。

新曜社さんのサイトより。


 『1968〈上〉』見本できました。
 7月7日販売会社搬入、7月10日発売です。
 重さ1410グラムです(笑)。
 7年前の『〈民主〉と〈愛国〉』のときには、
 書店さんに15冊ぐらいまでは手持ちで直納できましたが、
 今回はちょっと無理かもしれません。

なお、同社の「営業ノートから」によると、

 下巻も予定通り、7月末にいけそうです。

とのこと、期待しおります。

■追記
今朝の朝刊に載っていた文芸4誌の広告。
2誌が『1Q84』の特集。
ほうほう。

中曽根康弘×不破哲三対談

『サンデー毎日』7月19日号に、「世紀の顔合わせ」と題した
中曽根康弘元首相と不破哲三共産党前委員長の対談が掲載されました。


「『旧制高校』『マルクス』から『核持ち込み密約』まで」
というサブ見出しにそって少しご紹介すると、
中曽根さん(91歳)、不破さん(79歳)とも旧制高校の出身。
中曽根さんは「あの時代は俗世間的野望より、
人間的良心に回帰せんとした時代で、まさに青春時代であった」
と回顧され、不破さんもまた、
「戦後の学制改革で旧制高校がなくなり、
ぼくも大変残念に思っています」と応えていらっしゃいます。

続いて不破さんの『マルクスは生きている』を引きながら、
かつて中曽根さんと不破さんとのあいだで交わされた、
共産党とマルクス主義についての議論などが振り返られたのち、
オバマ米大統領と志位和夫共産党委員長との書簡に触れて、

 中曽根 オバマ大統領は一般論で「核をやめる」と言ったのに、
 共産党はすぐに食いついたね。
 “既成事実”として確立しようとした意図もうかがわれます。
 そういう点で、なかなか鋭敏だなと思いましたね。

と中曽根さんが現在の共産党の動きを評されています。

最後には現在の政局に話題がおよび、不破さんは、

 「政権交代」という4字だけが表に出て、
 現政権への対抗軸が明確でない点で、状況は93年とよく似ています。

と分析されています。
本対談は5ページ掲載、すべてをまとめるのは無理なのでこのへんで。
あとは実物をごらんください。

平凡社重版コンビ結成!

ホンマタカシさんの『たのしい写真 よい子のための写真教室』に続き、
鈴木みきさん『悩んだときは山に行け! 女子のための登山入門』も、
めでたく重版が決まりました。

というわけで、ホンマさん、鈴木さんで「平凡社重版コンビ」を急遽結成。
『悩んだときは山に行け!』の帯に推薦文をくださったKIKIさんも参加され、
重版祝いが行われたそうです。


鈴木さん、おめでとうございます! 写真もありがとうございます。
急遽結成→即解散・・・とならないよう、弊社もがんばります。

ちなみにホンマさんは山系写真家でもありまして、
写真集の最新作『trails』は、冬山での狩猟の痕跡を捉えた作品。
マッチアンドカンパニーから発売中(詳細はこちらなどをごらんください)。

■追記
そういえば謎の山岳写真家、寅彦はどこへいったのか・・・。

高瀬毅『ナガサキ 消えたもう一つの「原爆ドーム」』

高瀬毅さんの『ナガサキ 消えたもう一つの「原爆ドーム」』が発売されました。


まずは帯より。

 「原爆都市・ナガサキはなぜ“明るい”のか。
 その謎をえぐり抜いた執念の探求」
 半藤一利氏推薦!

 浦上天主堂の廃墟が戦後13年目に取り壊された裏に何があった?
 長崎原爆の隠された真実に迫る、渾身のノンフィクション。

次は目次より。

 追憶
 第一章 昔、そこに天主堂の廃墟があった
 第二章 弾圧を耐え抜いた浦上の丘
 第三章 原爆投下――浦上えの道
 第四章 浦上の聖者と米国の影
 第五章 仕組まれた提携
 第六章 二十世紀の十字架
 第七章 傷跡は消し去れ
 第八章 アメリカ
 第九章 USIA
 第十章 天主等廃墟を取り払いしものは
 あとがき
 関連年表/主な参考図書・資料

浦上天主堂は長崎原爆で廃墟となりました。
その後、廃墟を保存しようという市民運動が起こり、
長崎市議会でも保存が決議されたものの、
1958年に取り壊されたという経緯があります。
本書はそのプロセスを丹念にたどりながら、
歴史の記憶と継承を問いかけるノンフィクション。

著者の高瀬毅さんは、1955年長崎市生まれ。
ニッポン放送の記者、ディレクター等をへて、
現在はフリーランスで活動されています。

下の写真は長崎市のメトロ書店本店さんの店頭。
本書を大々的にアピールしていただいていて、感謝。


同店は、長崎市尾上町1-1 アミュプラザ長崎3F(JR長崎駅ビル)。
営業時間は10:00~21:00です(年中無休)。

おそらく今日、営業T岐がお店におうかがいする予定です。
メトロ書店本店さん、よろしくお願いいたします。

SOUR「日々の音色」のPV

SOURという日本の男性3人組のバンドのPVが評判だそうで、
遅ればせながら見てみました。
7月7日(火)の午前10時の時点で、再生回数185,608回!


これはすごいわ・・・で、楽しい。

「SOUR official blog」によると、

 今回はSOURwebとmixiSOURコミュで、出演者の募集をしました
 全編webカメで、僕ら自身の映像も
 webカメで撮った素材を送って編集してもらいました

イイネ。

糸井さんのひとめ惚れ(8月号)

『ダ・ヴィンチ』巻末の「この本にひとめ惚れ」。
8月号の大賞は吉永マサユキさんの写真集、
『若き日本人の肖像』(リトルモア)でした。
(これは迫力のある集合写真集であります)

で、糸井重里さんのひとめ惚れは、次の3冊。


鹿島茂『吉本隆明1968』(平凡社新書)
今野敏『武士猿』(集英社)
京極夏彦『厭な小説』(祥伝社)

糸井さんのコメントは・・・。


 『吉本隆明1968』は思い出深い本だ。
 読んだとき、「この中に自分がいる!」
 と感じたことをハッキリと覚えている。
 吉本さんのかっこよさと
 鹿島茂さんのかっこよさが重なるのを感じた。
 とにかくおもしろいので是非読んでほしい。

糸井さんといえば、「ほぼ日」で、
「吉本隆明プロジェクト」を手がけていらっしゃいます。
気がつくと、プロジェクトがどんどん展開していて、すごい。
くわしくは上記のリンクからごらんください。

2009年7月6日

オールスター珍味プレーJr.

なぜか会社にあった「オールスター珍味プレーJr.」です。

モンドセレクション'09で金賞を受賞した(3年連続だそうです)
株式会社なとり(昭和23年創業)が誇る、
数々の珍味を小袋に収録したセットであります。


袋の裏側には・・・。


 シーズン到来!!
 人気おつまみの“オールスター珍味プレーJr.”
 が今感動の舞台へ。

堀内誠一展スタート!

7月4日(土)から東京の世田谷文学館にて、
展覧会『堀内誠一 旅と絵本とデザインと』が始まりました。

写真は編集S水と営業N里がレセプションにうかがったときの様子です。




おっ・・・これは楽しそうな。
デザイン好き、絵本好きの人は必見、な感じです。

会期は9月6日(日)まで、開館時間は10時~18時。
休館日は毎週月曜日(例外もあり)。
くわしくは世田谷文学館のサイトをごらんください。

うかうかしてると、すぐ終わっちゃうのが展覧会の常、お早めにどうぞ。
展覧会のお土産・思い出に、コロナ・ブックス
『堀内誠一 旅と絵本とデザインと』も、ぜひお求めください。

【書評】きんぴらふねふね

いわゆる「各紙誌でぞくぞく紹介!」という格好ですが、
石田千さんの『きんぴらふねふね』の書評が、
今度は7月5日(日)の産経新聞読書欄に掲載されました。


評者は編集委員の松垣透さん。
MSN産経ニュースで読むことができますが、一部を抜粋。

 石田千のどの文章も、書き出しの1行がとにかくいい。
 それだけを拾い読みしてみて、なるほどと感じた。

 「ふつか留守をしたら、からだは重たい」
 「馬券があたって、にわか景気に踊る夕方、すしやののれんに誘われる」
 「電車を乗り換え、たどりつくと、泥だらけの長靴がころがっている」
 「風が草いろになる。競馬に行きたい」
 「どのくらい好きかときかれたら、ビールとおなじくらいという。
 ならば、どれほどビールが好きか、かさねてきかれる」
 「梅雨にはいると、ぼんやりに磨きがかかる」

 こうして冒頭の部分だけをまとめて読んでみると、
 本人の魅力が溢れていることがさらによく分かった。
 今回、初めてそうした読み方をしてみて、
 ここに作者がどれほどのエネルギーを注いでいるかもよく分かった。

引用されていた「梅雨にはいると、ぼんやりに磨きがかかる」は、
「ごあいさつ」という題の文章です。

 梅雨にはいると、ぼんやりに磨きがかかる。
 いちどにふたつ用事をはじめては、ともだおれになっている。

梅雨でなくてもぼんやりしているうえに、
今日はえらくまた蒸し暑くて、
さらに、営業のフロアに冷房と間違えて暖房が入っていて、
ともだおれ以上の週明けでございます。

みなさまもご自愛ください。

三省堂書店有楽町店

本日7月6日(月)の午後に営業Mがおじゃましました、
三省堂書店有楽町店さんの写真です。

ノンフィクション部門のベスト10の2位に、
『昭和史 1926-1945』『昭和史 戦後篇 1945-1989』
まるで『1Q84 BOOK1』『1Q84 BOOK2』で「1冊」という勘定と同じような。
(もちろん部数は桁が違いますが)


新書では、5月新刊の『日銀を知れば経済が分かる』が7位をキープ。


どうもありがとうございます。

ところで同店のブログによると、

 7月に入って、女性アルバイトの制服が新しく変わった有楽町店。
 みなさま、お気づきでしょうか?
 爽やかで、親しみやすく、スタイリッシュで、清潔感溢れるユニフォーム!

だそうですが、Mさん気づきました?

「HILLSCAST」にホンマタカシさん登場です

J-WAVEで毎週日曜日の21時~21時54分に放送されている、
「東京コンシェルジュ」という番組があります。

番組中には、スポンサーである森ビルのCMと連動した、
「HILLS CAST」というコーナーもあり、
その「マンスリーゲスト」の7月放送分に、ホンマタカシさんが登場。

「変わりゆく東京を、被写体として見つめ続けて」
と題したホンマさんのトークが、計4回放送されます。

 写真家のホンマタカシさんの作品には、
 東京に関するものも数多く、なかでも六本木やお台場など、
 変わりつつある都市の風景を好んで被写体に選んでいるという。
 最近では写真教育に興味を持ち、
 『たのしい写真 よい子のための写真教室』という本も出版。
 国内外で活躍する彼は、被写体として、作品を発表する場として、
 また写真教育を行う地として、東京をどう見ているのか。

というわけで、第1回目は、そのものずばり、

 『たのしい写真 よい子のための写真教室』を出版した理由

「HILLS CAST」のサイトにお話の内容がアップされていますので、
ラジオで聞き逃した方はアクセスしてみてください。
音声ファイルもありますので、ぜひ。
「HILLS CAST」のサイトでも、YouTubeでも、
またiPodに落としてでも、ご自由なスタイルでお聞きいただけます。

【著者インタビュー】タバコ狩り

平凡社新書『タバコ狩り』の著者・室井尚さんが、
7月5日の読売新聞「本 よみうり堂」のインタビュー欄
「著者来店」に登場されました。


以下はインタビューの一部より。

 自らも30年以上の喫煙歴がある。
 しかし、今回の出版は決して私憤に発したものではないという。
 「本当にいいたかったのは、たばこのことではないんです」

 真意はこうだ。近年の社会では、監視カメラの普及や、
 ネット上での炎上現象など、
 自らの周囲の「異分子」をいち早く見つけ出し、
 排除しようという空気が広がっている。
 たばこバッシングも、実はその延長線上にある――。
 だから本書で指摘したかったのは、
 身の回りの“浄化”を急ぐあまり
 「窮屈な方向に向かっていく文明全体のゆがみ」であり、
 「文明の免疫不全症候群」の問題だった。

【書評】吉本隆明 1968

7月5日(日)の日本経済新聞新聞読書欄に、
鹿島茂さんの『吉本隆明1968』の文章が掲載されました。
「身をもっての論評、核心に迫る」という見出しの無署名原稿です。


以下はその一節より。

 独特の用語と相まって難解に映る思想を
 著者は快刀乱麻を断つように解きほぐし、かみ砕く。
 例えば「大衆の原像」は
 「落語に登場する長屋のクマ公やハチ公」になぞらえられる。
 吉本はその健全な社会常識に照らし
 「世のインテリたちの不毛な論争をぶった切った」。

その一方で「クマ公、ハチ公」があわせもつ「古いしがらみ」を、

 なぜ独り吉本だけが飼いならせたのか。
 理由は彼[吉本]の出自に求められる。

と続けて、その理由を述べた上で、
書評は以下のように締めくくられています。

 [・・・]そう論じる著者は「貧乏酒屋の息子」。
 まさに身をもって書かれた説得力あふれる吉本論だ。

2009年7月3日

CCTVって火事の後どうなった?

ギズモード・ジャパンの7月1日のエントリーに、

 上海で13階建てアパートばったり横倒し

という記事がありまして、6月27日、上海閔行区というところで
工事中の13階建てアパート「蓮花河畔景苑」が倒れたそうです。
(現場作業員1名が犠牲になったとのこと)

ギズモード・ジャパンからリンクしていた「レコードチャイナ」の、

 地震もないのに!13階建てマンションが突如全壊―上海市

にさらにくわしい記事が掲載されていました。
基礎工事がどうなっていたのかもわからない倒れ方ですが・・・。


それでふと思い出したのが、今年の2月9日に火災にあった、
北京のTVCC(CCTV[中央電視台]に併設するビル)のこと。
どちらもレム・コールハース(OMA)設計による巨大建築です。
旧正月を祝う花火が引火して、こういう状態になったそうですが・・・。


計画通りに再建するという話は聞いたような気がするものの、
そのあとどうなったんでしょうか。

検索してみてもそれらしき記事にヒットせず、
とりあえず『ウォール・ストリート・ジャーナル』のオンライン版、
「WSJ.com」の2009年4月29日付の、

 The Sky's No Longer the Limit
 Rem Koolhaas reflects on the global slowdown's effect
 on ambitious projects; the aftermath of a fire

というコールハースのインタビューが見つかりました。
記事の重点は「不況と建築」というテーマですが、
その中にコールハースのこんな発言が。

 "they are simply rebuilding it as it was,
 because there was no structural damage."

ふ~む・・・そりゃそうだよなぁ。

などと『ユリイカ』6月号の特集「レム・コールハース」を、
あらためてパラパラ読みながら思った次第でした。

2009年7月2日

『発達障害』POPです

山下成司さんの新刊『発達障害 境界に立つ若者たち』
おかげさまで好評発売中です。

というわけで、ちょっと遅くなりましたがPOPを作りました。


本書には山下さんによる6人へのインタビューが収録されていて、
POPの似顔絵は、それぞれの方による自画像です。
(本書第二部の扉にモノクロで収録されています)

以下、本書の「はじめに」から一部を引用しておきます。

 「発達障害」とは、自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、
 学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であって
 その症状が通常低年齢において発現するもののうち、
 言語の障害、心理的発達の障害、行動及び情緒の障害とされている。
 これらには、従来から特殊教育の対象となっている障害が含まれるほか、
 小・中学校の通常の学級に在籍する児童生徒が有する
 LD、ADHD、高機能自閉症等も含まれる。
 (「発達障害者支援法〈二〇〇五年四月施行〉」から「定義について」より)

障害とは親も本人も認めたくはない、でも学校の授業はちんぷんかんぷん・・・。
勉強が嫌いだから、怠けているからできないのだと、
周囲から言われ続けることで、本人は自信を失い、
つらい思いをすることになります。

また、特別支援学校(旧養護学校)に入るほどではないけれど、
一般の学校で学ぶのが難しい軽度の知的障害を持つ子、
学力は健常児なみにあっても、
人とのコミュニケーションがうまくとれない高機能自閉症、
あるいはアスペルガー症候群と呼ばれる子など、
普通の子に見えるのに、能力の偏りがあって
普通の子にできることがちょっとできない、といった子どもたちがいます。
健常者と障害者のボーダーにいるような、
いわゆる「はざまの子=境界児」とよばれる子どもたちです。
[・・・]
問題の多くは、彼らが「一見、普通に見える」ことから、
周囲に理解されにくいことにあると思います。
学校においても、職場においても、
周囲の無理解から彼らの多くがしなくてもよい苦労を重ねることで、
ますます居場所を失い、生きる希望を失っていくようなことがあれば、
それは私にとって非常に悔しく残念なことです。
[9~11ページより一部を抜粋]

前田恭二×林道郎対談

東京・吉祥寺のA-thingsから届いたご案内より。

7月と9月の2回にわたって、
読売新聞文化部で美術を担当されている前田恭二さんと、
美術史家・批評家の林道郎さんによる公開対談が開かれます。
林さんが前田さんの話を聞く、というスタイルになる模様。

美術とメディア、美術ジャーナリズム等々に興味のある方は、必見かと。
前田さんが photographers' galleryのサイトに書かれていた、
短いメモ的なコラムは、こちらから読むことができます。

ご案内と直接関係はありませんが、美術メディアといえば、
雑誌『ART iT』が、今出ている号を最後に、
紙媒体からウェブに完全に移行するとのことで・・・。

では、以下からご案内の抜粋です。
詳細はA-thingsのサイトをごらんください。
写真はA-thingsの入口へのアプローチです。


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美術の現場検証―4
「あるクロニクル 1993-2009 新聞記者のスクラップ帳から」

前田恭二(読売新聞文化部)× 林道郎(上智大学教授)

「美術の現場検証」シリーズの一環として、今回は、
読売新聞文化部の記者であり、
美術関係の記事を担当されている前田恭二さんをお招きして、
過去15年ほどの美術界の推移とそれがはらむ様々な問題について、
現場取材の資料をもとに語っていただきます。

■日程1: 2009年07月25日(土) 18:00-20:00頃
■日程2: 2009年09月05日(土) 18:00-20:00頃

■各参加費 : 1,500円
■各回定員 : 30名程度
■場所 : A-things
■住所:〒180-0004 武蔵野市吉祥寺本町4-6-2(地図はこちら
■お申し込み:0422-20-3088
         ltdtokyo@mac.com(A-things 広川さん宛)

以下、前田さんご自身からの予告文です。

1993年から読売新聞文化部に在籍しています。
徐々に美術記事を書くようになり、
1998年以降はもっぱら美術を担当してきました。
短い期間のようで、振り返ると、
大なり小なり美術の世界も変わったと感じます。
今回は記者として接し、記事を書いてきた幾つかの話題を拾いながら、
見えにくい変化、ないしは事後的に見えてくる
出来事の意味を探ってみたいと思っています。
例えば美術館や画廊地図の変遷、岡本太郎や村上隆の評価、
古美術の人気といった話題を取り上げるつもりです。
大きくとらえれば、美術という領域をくるむ膜のようなものに幾つもの穴があき、
領域内の論理自体も変わってきたと言えるかもしれませんし、
そこでのメディアの一員としてのあり方も、
おそらく問いに付されることになるでしょう。
むろん記者個人の観点を出ない話となりますが、
その意味で記者活動そのものを客観的に眺める観点も欠かせません。
このため記事を切り貼りしたスクラップ帳をもとに、
話を進めたいと思っています。

『昭和史』3刷の出来日につきまして

『昭和史 1926-1945』『昭和史 戦後篇 1945-1989』
2刷ができたと思ったら、2冊とも品切となり、
またご迷惑をおかけしております・・・。


現在3刷の作業中、出来日は明日、7月10日(金)の予定です。
みなさまよろしくお願いいたします。

GR女子部に入りたい(男性、42歳)

「GR女子部」という集まりが、あるそうで。


リコーの「GR DIGITAL」を愛用している女子の会で、
去る6月13日には「GR女子部お茶会」も開かれたそうです。
レポートによると、名誉会長の田中長徳さんを囲んで、
お菓子とドリンクをつまみながら、
写真鑑賞はもちろん、GRをデコったり、いろいろ。
なんかすご~く、楽しそうなんですよねぇ、これが。
今日マチ子さんも参加されたとのこと。
そういえば、知り合いの○○ちゃんもGR持ってたなぁ。

ゴールデン街で水割りとハイボール飲みながら、
カメラオヤジのうざいGR談義を長々と聞かされるより、
こっちのほうが、ぜんぜんいいよなぁ。
でも、おれもオヤジだしなぁ・・・。

ところでGRといえば、5月末に刊行された衿沢世衣子さんの新刊
『シンプルノットローファー』にも、GRを持ってる女子高生が登場。
ある書店さんで強力にプッシュされていて、
プラス、成海璃子さんが帯にコメントを寄せていて買ったんですが、
この作品・・・すごく、いいです。

で、この「いい」感じは何なんだろう・・・と思っていたら、
今日発売の『週刊文春』でブルボン小林さんが取り上げていて、
それを読んで納得した次第であります。

■追記
「GR DIGITAL III 」が、この夏に発表されるとの噂が。

【書評】めぐり逢った作家たち

6月29日(月)の毎日新聞朝刊文化欄に、
伊吹和子さんの『めぐり逢った作家たち』が紹介されました。


「私のおすすめ」というコーナーで、
映画愛を読むひと』の原作『朗読者』の訳者でもある
ドイツ文学の松永美穂さんが取り上げていらっしゃいます。

以下、その一部より。

 [・・・]作家との人間的なふれあいも多く、
 魅力的なエピソードが披露されている。
 担当した作家への敬愛の気持ちが、
 数十年を経た現在も褪せることなく
 氏のなかに燃え続けていることが感じられる。
 昭和文学についての心温まる、貴重な証言である。

塩田潮『新版 民主党の研究』

総選挙の日程があれこれと伝えられ、
自民党の組閣を麻生太郎首相が断念というニュースやら、
鳩山由紀夫代表への「故人」献金問題やら、
毎日さまざまなニュースが報道されていますが、
塩田潮さんの『新版 民主党の研究』が平凡社新書から刊行されました。
360頁、819円(税込)。


「新版」とある通り、旧版をバージョンアップしたものですが、
その経緯を「あとがき」から引用しておきます(ついでにリンクも)。

 本書の旧版は二〇〇七(平成十九)年十二月の刊行だった。
 この年の七月の参院選で大勝した民主党に人々の視線が集まり始めた。
 だが、誕生から十一年という若い民主党は、
 実像は不鮮明、実態は漠としてとらえがたく、
 正体も不明というイメージがつきまとった。
 旧版では、数々の矛盾や課題を抱える民主党の「裸の姿」を追跡し、
 合わせて政権交代を目指す党の可能性と限界を探った。

 [・・・]
 ところが、旧版刊行から一年四ヵ月が過ぎた今年の三月三日、
 小沢代表の秘書逮捕という大型の台風が見舞った。
 好調を維持していた民主党は一転して危機に直面した。

 最後に小沢代表は辞任し、鳩山由紀夫氏が後継代表に就任した。
 民主党は新体制で出直しを図ったが、
 小沢氏を事実上のナンバーツーとして処遇したため、
 不安要因を抱えたままの再出発となった。
 事件の捜査の進展や後半開始後の裁判など、
 今後の展開次第で、鳩山代表の任命責任も含めて、
 改めて民主党が嵐に見舞われる危険性が残っているからだ。

 本書は、旧版刊行後の以上のような事情を踏まえて、
 大連立騒動後の情勢変化とそれによって明らかになった
 民主党の問題点や可能性について考察し、
 旧版を全面的に書き改めた。
 全体の約四分の一に当たる新原稿が加わり、
 総頁数も旧版の四十頁増となった。

目次
プロローグ――党首交代
第一章 民主党の誕生
第二章 「宇宙人」鳩山由紀夫
第三章 菅直人の栄光と挫折
第四章 自由党合流
第五章 混迷の岡田前原時代
第六章 小沢民主党の始動
第七章 小沢一郎の論理と行動
第八章 幻の大連立構想
第九章 「ねじれ」の攻防
第十章 政権担当能力の虚実
あとがき
主な参考資料
民主党関係年表
取材にご協力いただいた方々

2007年12月に刊行された旧版のデザインは、こんな感じでした。
(なお、新版の刊行にともない旧版は品切となりました)