2009年7月2日木曜日

塩田潮『新版 民主党の研究』

総選挙の日程があれこれと伝えられ、
自民党の組閣を麻生太郎首相が断念というニュースやら、
鳩山由紀夫代表への「故人」献金問題やら、
毎日さまざまなニュースが報道されていますが、
塩田潮さんの『新版 民主党の研究』が平凡社新書から刊行されました。
360頁、819円(税込)。


「新版」とある通り、旧版をバージョンアップしたものですが、
その経緯を「あとがき」から引用しておきます(ついでにリンクも)。

 本書の旧版は二〇〇七(平成十九)年十二月の刊行だった。
 この年の七月の参院選で大勝した民主党に人々の視線が集まり始めた。
 だが、誕生から十一年という若い民主党は、
 実像は不鮮明、実態は漠としてとらえがたく、
 正体も不明というイメージがつきまとった。
 旧版では、数々の矛盾や課題を抱える民主党の「裸の姿」を追跡し、
 合わせて政権交代を目指す党の可能性と限界を探った。

 [・・・]
 ところが、旧版刊行から一年四ヵ月が過ぎた今年の三月三日、
 小沢代表の秘書逮捕という大型の台風が見舞った。
 好調を維持していた民主党は一転して危機に直面した。

 最後に小沢代表は辞任し、鳩山由紀夫氏が後継代表に就任した。
 民主党は新体制で出直しを図ったが、
 小沢氏を事実上のナンバーツーとして処遇したため、
 不安要因を抱えたままの再出発となった。
 事件の捜査の進展や後半開始後の裁判など、
 今後の展開次第で、鳩山代表の任命責任も含めて、
 改めて民主党が嵐に見舞われる危険性が残っているからだ。

 本書は、旧版刊行後の以上のような事情を踏まえて、
 大連立騒動後の情勢変化とそれによって明らかになった
 民主党の問題点や可能性について考察し、
 旧版を全面的に書き改めた。
 全体の約四分の一に当たる新原稿が加わり、
 総頁数も旧版の四十頁増となった。

目次
プロローグ――党首交代
第一章 民主党の誕生
第二章 「宇宙人」鳩山由紀夫
第三章 菅直人の栄光と挫折
第四章 自由党合流
第五章 混迷の岡田前原時代
第六章 小沢民主党の始動
第七章 小沢一郎の論理と行動
第八章 幻の大連立構想
第九章 「ねじれ」の攻防
第十章 政権担当能力の虚実
あとがき
主な参考資料
民主党関係年表
取材にご協力いただいた方々

2007年12月に刊行された旧版のデザインは、こんな感じでした。
(なお、新版の刊行にともない旧版は品切となりました)

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