2009年7月6日月曜日

【書評】きんぴらふねふね

いわゆる「各紙誌でぞくぞく紹介!」という格好ですが、
石田千さんの『きんぴらふねふね』の書評が、
今度は7月5日(日)の産経新聞読書欄に掲載されました。


評者は編集委員の松垣透さん。
MSN産経ニュースで読むことができますが、一部を抜粋。

 石田千のどの文章も、書き出しの1行がとにかくいい。
 それだけを拾い読みしてみて、なるほどと感じた。

 「ふつか留守をしたら、からだは重たい」
 「馬券があたって、にわか景気に踊る夕方、すしやののれんに誘われる」
 「電車を乗り換え、たどりつくと、泥だらけの長靴がころがっている」
 「風が草いろになる。競馬に行きたい」
 「どのくらい好きかときかれたら、ビールとおなじくらいという。
 ならば、どれほどビールが好きか、かさねてきかれる」
 「梅雨にはいると、ぼんやりに磨きがかかる」

 こうして冒頭の部分だけをまとめて読んでみると、
 本人の魅力が溢れていることがさらによく分かった。
 今回、初めてそうした読み方をしてみて、
 ここに作者がどれほどのエネルギーを注いでいるかもよく分かった。

引用されていた「梅雨にはいると、ぼんやりに磨きがかかる」は、
「ごあいさつ」という題の文章です。

 梅雨にはいると、ぼんやりに磨きがかかる。
 いちどにふたつ用事をはじめては、ともだおれになっている。

梅雨でなくてもぼんやりしているうえに、
今日はえらくまた蒸し暑くて、
さらに、営業のフロアに冷房と間違えて暖房が入っていて、
ともだおれ以上の週明けでございます。

みなさまもご自愛ください。

2 コメント:

ふみにゃんこ さんのコメント...

最近、いろんなところで石田さんの本が
紹介されているので、ファンとしては
うれしい限りです。

先日行われた石田さんと嵐山光三郎さんの
師弟対談クワトロもすごく楽しかったです。

もっと、もっと多くの方に読んで頂きたい
作家さんです。

平凡社営業部 さんのコメント...

どうもありがとうございます。

この間でかなりあちこちの書評で取り上げていただき、おかげさまで好評です。