1月31日(日)の日本経済新聞読書面に掲載されました。
評者は最相葉月さん。
「熱い論考、創造的精神に分け入る」と見出しがつけられた
書評から一部を書き写してみます(ぜひ全文をお読みください)。
科学と文学を架橋する随筆で知られる物理学者・寺田寅彦には、
その鋭敏な聴覚を思わせる小品がある。
あるときは耳の中の音を聴き、
あるときはコーヒーの味と香りに幻想曲を思い浮かべる。
随筆「手首の問題」で、楽器を奏でる手首の自由さから
科学や教育を論じたように、
寺田自身、バイオリンを弾いていた。
[・・・]
軍靴の音が近づく頃。音楽という思想の背骨と翼をもち、
心と体の「手首の自由」を問い続けた
寺田の創造的精神に分け入る、熱のこもった論考である。

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